福祉用具専門相談員

初任者研修を終えて

介護職員初任者研修を受講して大変勉強になりました。介護のことは奥が深く簡単には全体が見えません。介護保険の範囲やどの施設を利用できるのか?ベッドなどはレンタルできるのか?どこまでが保険の範囲で出来るのかも分かりません。

現在要介護4の祖母がいます。ケアマネさんがデイサービス、福祉用具の歩行器や車いす、ポータブルトイレなど祖母の状況に合わせてケアプランを作成してくれています。初任者研修を勉強して、ケアマネさん達がやっていることの大変さがよく分かります。

幅広い知識と経験から総合的に判断しないと出来るものではないですね。ただ今のままなら受け身です。家族なら本人の性格も十分わかっていますし、毎日見ているので家族も知識を付けてケアマネさんと一緒に相談できれば、より良い生活を目指せれる気がしました。。

福祉用具が勉強できる課程があったので、先ずは福祉用具をと思い申し込みました。

学校

初任者研修を未来ケアで受講していたので福祉用具も同じ所で申し込みしました。初任者研修でも福祉用具の勉強もしますが、一つ一つ掘り下げていく感じです。今回も20名くらいのクラス。男女半々くらいでした。

福祉用具の貸与、販売をする事業所は2名以上の相談員が配置されることが義務付けられた為、現在現場で働かれている方も多かったです。

初任者研修を受けたときは、初めて聞く言葉も多く、のみ込みにくかったのですが、今回は初任者研修のおかげで入りやすかったです。
ベッドから車いす、手すり、歩行器、レンタルから販売までの物を実際に自分たちで使って学んでいきます。初任者研修と重複する所も多々あります。

全ての物が誰でもレンタルを出来るわけではないので、要介護度、その人の必要性に合わせて何が必要で、どんな効果があるかを検証していきます。
車いすやベッド、歩行器などは祖母も使っているので知っていましたが、自助具がこんなにいろいろ種類があるとは知りませんでした。

せっかく便利な物があっても知らなければ使うこともできませんね。利用者さんの状況を的確に判断して全てのケアプランを作るケアマネさん達はすごい。

私的には便利な物があると、どんどん使って楽をさせてあげたいと思ってしまいます。ですが、介護の世界では、歩けるのに車いすを使ってしまうと、歩けるものも歩けなくなる、とゆう考えです。言われると納得できますが、家族としては歩きにくそうで、辛そうだと車いすに乗ってもらいたくなってしまいます。

でも歩かなくなれば筋力が落ちてずっと車いすになってしまい、家からも出づらくなり悪循環になっていく。本人の為にも必要最低限をこちらが心掛けて、やってあげるのでは無く、できる事をやってもらうようにします。

要介護認定は大事ですね。要介護度によって、レンタルできる福祉用具も変わります。要介護度によって保険で購入できるものも変わってきます。
もちろん保険を使わなければ、全て購入は可能です。祖母は要介護1の時にベッドをネットで購入しました。足が悪かったのでベッドじゃないと起き上がれない。普通のベッドを買っても要介護が進めば使わなくなるので、介護用のベッドを購入しました。要介護1ではベッドはレンタルはできません。現在は要介護4になっています。

要介護度別のレンタル・購入範囲はこちら


要介護度によっても人それぞれ症状が違います。同じ物差しで測ることは中々難しいと思います。
誰にでもレンタルしていてはキリがないので、線引きが本当に難しいですね。

同じ要介護1でも一人暮らしの場合と、家族と同居の場合では必要な物も変わってきます。一人暮らしで転んだりしたら本当に危ないですね。余計に要介護度が進んでしまいそうです。

まとめ

トイレや浴槽用具などは購入、車椅子やベッドなどはレンタルと別れていますが、ベッドなども新品を使いたい人ももちろんいます。
性格的な問題もありますし、金銭的な問題もあるのでご家庭にあった利用の仕方がいいですね。この資格で学んだ事により、どのようにしてあげる事ができるのかと自分で考えられる事が1番大きかったです。

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